
この記事は安全にお金を増やす方法を知りたい人に向けて書きました。
お金を増やすには投資や資産運用が有効ですが、リターンがあるぶんリスクも生じるため、確実に安全とはいえません。
そこで、初心者でも手堅くお金を増やせる、リスクの低いおすすめの資産運用や投資について解説します。
安全にお金を増やすならリスクの少ない資産運用がおすすめ
投資などで資産を運用すればお金を増やせる
リスクをゼロにしたければ資産運用以外の方法を使う
資産運用を始めても貯蓄は引き続きやるべき
安全にお金を増やすおすすめの資産運用
安全にお金を増やすならリスクの少ない資産運用がおすすめ

安全にお金を増やす方法としては、収入を増やすか支出を減らすかがあります。
ただしこれらの方法は、仕事を増やしたり生活を切り詰めたりとそれなりのストレスがかかります。
そこでおすすめできる別の方法が、リスクの少ない資産運用です。
資産運用は金融商品を買って利益を出す投資の一種で、うまくいけばお金を増やすことができます。
資産運用は商品ごとにリスクとリターンの差がある
資産運用はさまざまな金融商品を利用しますが、商品ごとに損失が出るリスクと、利益が得られるリターンに差があります。
基本的に、リスクが高い金融商品はリターンも多く、リスクの低い商品はリターンも少なくなります。
安全にお金を増やしたいなら、低リスク低リターンの金融商品を選びましょう。
リスクゼロで初心者でも手堅くお金を増やす方法
リスクがゼロとは、損をしないという意味です。
基本的に金融商品でリスクゼロというのはないため、リスクのない資産運用というものは存在しません。
預金は金利がつくため資産運用のひとつといえますが、0.001%と超低金利なのでお金を増やす効果はほとんどありません。
ただし金融機関が破綻しても1000万円までなら預金が保護されるため、1000万円以内ならリスクはゼロといえるのです。
資産運用だけでなく貯蓄も同時に取り組もう
お金を増やすにあたって、資産運用だけでは損をしたときにマイナスになってしまいます。
それをフォローするために、同時に貯蓄も行っていきましょう。
貯蓄は確実にお金を増やしていけるため、資産運用でリターンを得つつ、貯蓄でリスクをヘッジしていくのが、賢いお金の増やし方です。
投資などで資産を運用すればお金を増やせる

資産運用とは、株や外貨、不動産など値段が上下するものを購入し、値段が上がったら売却することで利益を得て、資産額を増やすことです。
将来、値段が上がるのが期待できるものに対してお金を使うことを投資といいます。
貯蓄や節約以外でお金を増やすために、資産運用は有効な手段です。
資産運用にはお金が減るリスクがある
資産運用でお金を増やすには資産の値段が高くなる必要がありますが、同時に値段が下がってしまうリスクがあることを忘れてはいけません。
資産の値段が買ったときより上がればその差額が利益となりますが、反対に値段が下がると差額が損となり、お金が減ってしまうのです。
リスクが高い資産運用はリターンも多く期待できる
資産運用でリスクが高いというのは、値段が大幅に下がって大きく損をしてしまう可能性があるという意味です。
値段が大幅に下がる資産運用は、反対に値段が大幅に上がる可能性もあるため、大きなリターンも同時に期待できます。
ハイリスク・ハイリターンの資産運用法としては、次のものがあります。
資産運用の経験を積んで慣れてきたら、これらの方法に挑戦してみてもいいでしょう。
株式投資
株式会社が発行する株式を買う資産運用です。
株式は、株価が上がったら売却するか、持ち続けて配当金を受け取ることで利益を得ることができます。
また、株を持っている株主限定のサービスとなる株式優待を目当てに株を買う人もいます。
株は1株あたりの値段はそれほど高くありませんが、100株単位での購入となるため、購入にはまとまった資金が必要となる、ハードルの高い資産運用です。
FX
FXとは「Foreign Exchange」の略で、日本語に訳すと「外国為替取引」です。
ドルやユーロなど外貨を使った資産運用で、円など他の通貨との相場の動きに合わせて取引が行われます。
FX自体は少ない金額から始められますが、常に値段が細かく変動していること、政治や経済の情勢に大きく影響を受けることから、状況の正しい見極めや素早い判断が求められる、難易度の高い資産運用となっています。
不動産投資
土地やマンション、ビルなどを所有して、売却や賃貸などで利益を得る資産運用です。
不動産はそれ自体の値段が高く、数百万円から数千万、都心の物件なら億にのぼることも珍しくないため、非常に多額の資金が必要になります。
投資はリスクが低いと得られるリターンも少ない
資産運用のリスクとリターンは、どちらかが高ければもう片方も高くなります。
リスクが高ければリターンも高くなりますが、リスクが低ければリターンも低くなるのです。
低いリスクで高いリターンを得られる資産運用というのは基本的にはない、と考えておきましょう。
自分が取れるリスクの量に応じて高いリターンを狙っていくことが、資産運用の基本的な考え方です。
リスクをゼロにしたければ資産運用以外の方法を使う

お金は増やすときに資産運用のお金が減るリスクを負いたくない場合、リスクがゼロの方法を選ぶという選択肢があります。
しかし、リスクがゼロということは安全な代わりに、リターンをほとんど得られないという点は理解しておきましょう。
リスクゼロの方法は、お金を増やすことよりも減らしたくない、とにかく安全を重視したい場合に使うといいでしょう。
銀行の預金
銀行に口座を解説して、そこにお金を預ける方法です。
貯金以外にも、給与の受け取りや各種料金の引き落としなどでほとんどの人が口座を持っているため、誰でも簡単に使える方法です。
預金は初心者でも手堅くお金を増やす方法
預金をすると金利が発生するので、預金をしていればお金が増えていきます。
つまり、厳密には預金も資産運用の一種で、お金を預けているだけでOKなので、誰にでも簡単にできる方法といえます。
超低金利なので預金ではほとんどお金は増えない
今の預金金利は年率0.001%程度と非常に低く、100万円預けても1年で100円くらいしか利息がつきません。
預金だけではお金を増やすことは現実的ではないため、他の方法を使いましょう。
破綻しても1000万円までなら預金保護される
資産運用における預金のメリットは、高い安全性です。
預金している金融機関が破綻しても1000万円までは保障されるため、安全性を求めるならひとつの口座に預ける金額は1000万以下にしましょう。
保障は他の金融商品にはないメリットなのです。
節約
支出を減らす節約は、元手を使わずお金を増やす方法として有効な手段です。
お金の使い方を見直すことは経済状況に関わらず、常に心がけておきたい習慣といえるでしょう。
ただし、あまり無理のある節約は生活にストレスを感じることにもなるため、無理は禁物です。
副業
新たな仕事を始めて収入を多くすれば、その分お金が増えます。
ここで注意すべきは本業と副業の兼ね合いで、どちらも両立できるようにすることが大切です。
副業に勤しむあまり本業に影響が出てしまうと、却って収入が減ってしまうこともあるからです。
不要品の売却
古くはリサイクルショップ、最近はフリマアプリで誰もが物を販売できます。
自宅の不要品で、まだ使えるものがあれば売却してお金に替えることができます。
資産運用を始めても貯蓄は引き続きやるべき

お金を増やすときに安全さを重視すると、減ってしまうリスクを抑えることはできますが、大きく増えるリターンも同時に抑えてしまうことになります。
そこで、少しずつでも確実にお金を増やせるよう、貯蓄も同時に行っていくことをおすすめします。
貯蓄を継続することで資産運用のリスクを軽減する
貯蓄のメリットは、確実に金額が増えていくことです。
資産運用は損をしてしまうリスクがあるため、同時に貯蓄をしていればもし損をしてもカバーすることができるのです。
資産運用の損で減る金額は状況によって変わりますが、貯蓄に回している金額でカバーできるよう、リスクをコントロールしましょう。
収入が入ったらまず貯蓄に回して手堅くお金を増やす
限られた収入の範囲で、資産運用と貯蓄を同時に継続していくには、ルーティーンを組めばスムーズです。
収入が入ったら、そのお金をまず貯蓄へ回すことをルール化しましょう。
真っ先に貯蓄へお金を回すことで、先に他のことにお金を使ってしまうことを避けられます。
積立型の資産運用は貯蓄に近い側面がある
保険など一定周期で決まった金額を払って積み立てていくタイプの金融商品は、払ったお金が貯まっていくので貯蓄に近い性質を持っています。
銀行口座への貯蓄と違って好きなタイミングで自由に使うことはできませんが、利息や保険のサービスなどを受けられるメリットがあるので、積立タイプの金融商品も安全な資産運用のひとつとしておすすめです。
安全にお金を増やすおすすめの資産運用

最後に、安全にお金を増やすための具体的な方法について解説します。
いずれも安全性が高いぶん、短期間で大きくお金が増えるようなリターンは見込めない点を踏まえつつ、自分が無理なく取り組める方法を選びましょう。
定期預金
預け入れる期間を設定してその期間は引き出せない代わりに、普通預金よりも高い金利が設定されている預金です。
預金なのでお金が減ることはないため、安全性は非常に高いといえます。
国債
国が予算確保のために発行する債券で、国債を買うと国にお金を貸したことになります。
国債は年2回利息が発生するのがメリットで、利率が同じなら年1回発生の商品に比べて利息が倍と同じことになるのです。
国が発行しているため、安全性や信頼性はかなり高い金融商品です。
投資信託
資金を信託会社に預けて、ファンドマネージャーに運用してもらうタイプの金融商品です。
投資のプロが運用するため、自分でやるよりは安全に資産運用できるでしょう。
多くの証券会社が投資信託商品を用意しており、多くの選択肢から選べるというメリットもあります。
NISAやつみたてNISAを併用して節税
投資信託は、NISAやつみたてNISAを利用しやすいのが特長です。
NISAとは投資で得た利益にかかる税金が免除される制度で、本来なら税金として減るお金が自分のものになるため、ぜひ利用しましょう。
NISA・つみたてNISAについて詳しくは「NISAの非課税はいつまで?一般・つみたて・ジュニアに分けて解説」 をご覧ください。
純金積立
純金積立とは、毎月決まった金額を積み立てて、同額の純金を買う金融商品です。
純金は古くから富の象徴として珍重されてきたそれ自体に価値がある貴金属なので、大きく値崩れすることはないといわれています。
相場の動きで多少の変動はありますが、純金は価値が安定しているため安全性が高い資産として活用されています。
まとめ
お金を増やす方法のうち、貯蓄に節約なら安全性について心配はいりません。
資産運用で増やす場合は多少なりともリスクがあるため、安全性を重視するならリスクの少ない方法を選びましょう。
ただし、安全性が高い方法は得られるリターンも少ない傾向があるため、リスクとリターンのバランスが大切です。
負える範囲でリスクをとってリターンを増やし、効率よくお金を増やしていきましょう。